土井ちゃんの表ん話裏ん話
九州の最東端はどこにあるか知っちょるかえ~。実は佐伯市鶴見にある鶴御崎が九州の最東端。もっと分かりやすく言えば、九州で一番最初にお天道様が昇る場所じゃ。ワシらが毎日汗を流して仕事に励んでいる場所じゃ。
昔から漁業の町として知られ、演歌歌手の鳥羽一郎さんが唄う「男の港」の舞台でもある町じゃ。そんな鶴見じゃが、実は今大変な危機を迎えちょる。これは全国どこでも同じだと思うが、高齢化が進み、町の主要産業である漁業の後継者不足に悩んじょる。おまけに、魚価が低過ぎる! 漁師が港で魚を卸す時の価格が「浜値」っち言うんじゃが、この「浜値」がバカみたいに安い。これじゃ~若いモンも「漁師になりて~!」っち夢が持てんのじゃ~。
特に近年は、海がおかしい。数年前まで魚の入ってくる時期がだいたい決まっちょったが、地球温暖化の影響かなんだか分からないが、入ってくる時期が微妙に異なる。海水温は高過ぎるし、知らない魚が網に掛かり始めた。毎日魚を追いかけている者なら「こりゃ~、えらいこっちゃ~」と誰でも分かるような変化じゃ。そんな環境の変化から、穫れる時はバカみたいに穫れるし、穫れない時は全く穫れないといった状況に変わった。これでどうなるか分かるかえ~?。穫れない時は誰もが穫れないから、魚価が高騰。スーパーでも高値となり誰もが買えない。逆に一旦穫れ始めるとバカみたいに穫れるから、一気に魚価が下がりバカみたいな値段で売られてしまう。実にバカらしいサイクルが始まったんじゃ~。
「このまま行けば、漁師が危ない。20年前あれだけ活気があった鶴見が死んでしまう」そんな危機感から、このホームページにあるトラックの写真のように、「日本人は魚を食え!」をラッピングして、全国を走り廻っちょる。この言葉は全国の漁師の叫びだと思う。
魚価の低迷は地球規模のどうしようもない環境変化の果てに起こっていることを考え合わせると、どうにかこの自然を残していきたいと考えちょるんじゃがな~。



